会社とは「リスクを避けるための使い捨ての盾」である…一般人が知らない会社制度の「本来の」活用法

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みなさんは「会社を立ち上げる」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか。「何年もかけて大きく育てるもの」「一度作ったら絶対に潰してはいけないもの」という、重い責任を伴う一大決心を想像する人が多いのではないでしょうか。

しかし、法律や経済の仕組みを深く知る人たちの間では、会社とは「リスクを避けるための使い捨ての盾」であるという、まったく逆の捉え方が存在します。大切に育てるべき対象ではなく、いざというときに自分を守ってくれる便利な道具だというのです。

一見すると不謹慎にも思えるこの考え方ですが、実はこれこそが会社制度の「本来の」活用法です。なぜ会社を盾のように使い捨てることが可能なのか、その知られざる仕組みについて紐解いていきましょう。

なぜ今、このような「会社=使い捨ての盾」という考え方が注目されているのでしょうか。大きな背景には、インターネットの普及や副業の解禁によって、誰もが個人でビジネスを始められる時代になったことが挙げられます。

個人で新しく挑戦をする人が増えた現代だからこそ、直面するのが「もし失敗したらどうしよう」という大きな不安です。これまでは、起業で失敗すると人生が破滅するというイメージが強くありました。しかし、現代の複雑な社会を生き抜くライフハックとして、会社制度を正しく理解し、リスクを最小限に抑えながら挑戦する賢い手法が改めて見直されているのです。

では、具体的に「会社が盾になる」とはどういうことなのでしょうか。その秘密は、法律が認めている「法人」という仕組みにあります。
法律上、会社を作ると、あなたという「個人」とは別に、「会社」という独立した架空の人間(法人)が誕生することになります。そして、ここからが最も重要なポイントですが、株式会社や合同会社には「有限責任」というルールが適用されます。

有限責任とは、もし会社がビジネスに失敗してたくさんの借金を抱えて潰れてしまっても、経営者個人は「会社を作るときに出資したお金(例えば数万円など)」以上の責任を負わなくていいですよ、という強力な防護壁です。

例えば、あなたが「個人」としてビジネスを始め、失敗して300万円の借金を背負った場合、その借金はどこまでもあなた個人が返し続けなければなりません。しかし、あなたが「会社」という身代わりの盾を一枚挟んでビジネスを行い、同じように300万円の借金ができた場合、その借金を返す義務があるのは「会社」であって「あなた個人」ではないのです。

ビジネスが残念ながら完全に立ち行かなくなってしまったら、会社を適切に「潰す(解散する)」ことで、あなたの貯金や家を守ったまま、ほとんどノーダメージで次の人生に進むことができます。

さらに、特定のプロジェクトや期間限定の副業のためだけに会社を立て、目的を果たしたらサッと解散させるという「使い捨て」のような活用法も非常に合理的です。

個人で稼ぐよりも、会社という形にした方が認められる経費の幅が広がり、税金を安く抑えられるケースが多いからです。つまり、会社とは国が挑戦者を守るために用意してくれた、合法的な「身代わり人形」なのです。

この事実が意味するのは、これからの時代、新しいビジネスへの挑戦は「失敗したら人生が終わる危険なギャンブル」ではない、ということです。

多くの人が起業を怖がるのは、ルールの詳細をまったく知らないからです。「最悪の場合でも、会社という盾が壊れるだけで自分は無傷でいられる」というゲームのような仕組みを理解していれば、誰でももっと気軽に、自分のアイデアを形にする挑戦ができるようになります。

もちろん、この制度を悪用して、最初から他人を騙す目的で借金を重ねて会社を潰すような行為は、当然ながら詐欺などの犯罪になります。また、銀行からお金を借りる際に、経営者個人が保証人になる「個人保証」の契約を結んでしまうと、この盾の効果は消えてしまうため、かならず正しい知識を持って活用する必要があります。

ですが、会社を一生背負う重荷ではなく、自分を守るための便利なシステムとして捉え直すことは、これからの多様な働き方の時代を生きる上で、とても強力な武器になるはずです。

会社は守るものではなく、あなたを守ってくれる使い捨ての盾。みなさんも将来、何か新しい挑戦をしたくなったときは、この「盾の仕組み」を思い出してみてはいかがでしょうか。

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